もう随分昔20世紀の終わりに、京阪神の素粒子論研究者が自由に集い討論を重ねる定期的研究集会を、『三都セミナー』と名づけて数年にわたって実施していた時期がありました。いつしか立ち消えになって既に4半世紀が経ちましたが、今回『南部研究所大阪城セミナー』と名前を改め、NITEPと神大データサイエンスセンター(CMDS)の共催により、大阪公立大新設森之宮キャンパスで実施する運びとなりました。素粒子論グループ及びその周辺の方々の世代を超えた参加を切に期待しています。今後の本研究集会内容・運営には、当然のことながら参加者の意向が強く反映されるものと考えています。
若干の旅費支援が可能です。本セミナーに現地参加して討論に積極的にご参加頂ける方は、以下のe-mailアドレス宛に、件名を「大阪城セミナー旅費補助」と記載して案内末尾の【連絡先】までご連絡ください。
※事務手続きには若干時間を要します。また、限られた予算のため、旅費支援のご希望に添えられない場合があります。
e-mail: osaka_castle_seminar_at_gsuite.kobe-u.ac.jp (_at_を@に置き換えてください。)
藤博之(神戸大・CMDS)
後藤郁夏人(大阪大)
糸山浩司(大阪公大・NITEP)
川合光(大阪公大・NITEP)
太田信義(大阪公大・NITEP)
大阪公立大学 森之宮キャンパス 中教室404
南部研究所大阪城セミナー(第3回) indico link
日時:2026年6月20日(土)14:00〜18:00
会場:大阪公立大学 森之宮キャンパス 中教室404
講演者:糸山 浩司 氏(大阪公立大学・NITEP)
題名:Fermionic modes of D-instanton wormholes from broken local supersymmetry
概要:
In low-energy supergravity treatment of type IIB superstring on general D-instanton wormhole profiles in the bulk, we obtain non-vanishing scalar two-point functions in addition to the vanishing〈τ*τ*〉 that corresponds to the BPS amplitude detected by two D-instantons at their respective boundaries. This is exploited to show that the modes of broken local supersymmetry in the bulk deliver the fermionic (diagonal) modes on the boundaries through the deformation by the form of current-current two point functions propagating on the tree level cylinder geometry. Our treatment is generalizable to multi D-instanton cases and general Euclidean branes.
南部研究所大阪城セミナー(第2回) indico link
日時:2026年5月30日(土)14:00〜18:00
会場:大阪公立大学 森之宮キャンパス 中教室404
講演者:藤 博之 氏(神戸大学・CMDS)
題名:ファットグラフに基づくCEO位相的漸化式入門
概要:
行列模型やリーマン面のモジュライ空間の構造解析などに用いられる「CEO位相的漸化式」について,ファットグラフ(リボングラフ)を導入として基礎的な内容についてお話しします.また,時間が許すようでしたら,弦の場の理論のHamiltonianに基づく定式化への応用や,ファットグラフを用いたデータ分析などについても応用編として研究紹介できればと考えています.特に,応用編の内容については完成した理論の説明のみとせず,今後の新たな研究の方向を探る機会としたいと考えています.
【基礎編】
1. ファットグラフとその自己同型群
2. 行列模型とCEO位相的漸化式
【応用編】(時間によってはどちらか一方)
3. 弦の場の理論のHamiltonianに基づく定式化への応用
4. ファットグラフのデータサイエンスへの応用
スライド:
イントロ,ファットグラフ,行列模型概略,位相的漸化式概略,力学的単体分割概略,ファットグラフのデータ分析への応用
南部研究所大阪城セミナー(第1回) indico link
日時:2026年4月18日(土)14:00〜18:00
会場:大阪公立大学 森之宮キャンパス 中教室404
講演者:川合 光 氏(大阪公立大学・NITEP)
題名:素粒子論・弦理論のこれからの課題ー今後2~3年についての私見